2013年02月

番長的ドラクエ10感想その8

【禁則事項】が【禁則事項】で【禁則事項】なので、ドラクエ10の感想なんかの続きを書こう。

今回は、フォーラムで話題に上がって「アイテムバインド」について、同様の仕組みが実装されているドラクエ10で、番長的にはどんな風に感じたのかレポートしたい。


経緯としては、昨年11月の 第4回PレターLive中の質問
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Q: 例えばハウスのための家具やロッカー拡張クエストなど、インベントリの拡張方法を用意する予定はありますか?また、楽に倉庫キャラへアイテムを送ったり受け取ったりできますか?
A: 大量にアイテムを抱えて歩くのはリアルタイムにメモリを食ってしまうので、プレイヤーのインベントリはあまり増やすつもりはありません。むしろ預けておける場所を多数用意する・・・
(中略)
・・・今回はリワードが豊富に手に入ったり、 錬精度が貯まったアイテムはトレードや競売に流すことができない仕様があるので 、そこまでクリティカルにはならないだろうと思っています。ですので、要望が強ければ実現できると思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

とあった。まぁ、さらっと言っているのだが、これを拾ったフォーラムの メッセージ機能に関する質問に答える形でトライアリリーさんから「アイテムバインド」という言葉と共に説明された。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

バインドされたアイテムに関しては、
同一アカウント内のキャラクターであっても受け渡しをすることができない予定です。
・・・(中略)・・・
錬精度が1以上溜まることでバインド化する想定のため、
この条件を満たしていない物であれば、他のキャラクターと受け渡しを行うことはできます。

なお、もともと受け渡しができないアイテム(Ex属性など)の場合は、
バインド化の有無に関わらず受け渡しは出来ません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

この発言からフォーラムでにわかに活気づく。

その後は、 このらへんをトラッキングしてもらうとして、ドラクエ10の話をしよう。

装備品の新品・中古の区別(バインド)に関しては、 その3を、中古品の回収システムとしての「汗と涙の結晶」については その5を参照してもらいたい。

現時点で判明しているFF14のバインドの仕様と簡単に比較するとこんな感じ。


基本的に、中古品の流通に制限を付けるシステムは肯定している。

職人が作った装備品が中古で市場に出回ると、延々と持ち主を買えながらゲーム世界に残り続ける。需要に対してモノが溢れると値段がガンガン下がる。
結果、職人経済が死んで、自分と仲間内のための趣味にしかならず、プレイヤー経済は死ぬ。

中古品を売りたいプレイヤーは、その装備の原価とか考えずに、とにかく売って現金にしたいので、値段を下げる。

新生でバザーシステムが改善されると、こういう流れがすごい勢いで回っていく。

そうならないようにするためには、下記の2パターンの方法が考えられる。
1.バインド化のような、中古品の流通を制限する
2.回復できない耐久度(最大耐久度)を設定して、中古品が摩耗していくようにする。

2に関しては、愛用した武器をずっと続けたい人には重いペナルティになる。
その最大耐久度を回復する手段が課金アイテムだったりする。

FF14はアイテム課金はやらない方針なので、まぁ1がスマートな方法なのだろう。


仕様の説明は方々でされているので、ドラクエ10、新生FF14に関してだけ言いたいことだけ言おう。
続きを読む

番長的ドラクエ10感想その7

2月もそろそろ半ばになるけど、βテストの案内はさっぱり来ないね。

ということで、ドラクエ10やっているわけです。

新生FF14のシステムの詳細はまだ分からないけど、我らが吉田Pがチーフプランナーをしていたドラクエ10がどういう仕様になっているか、また、その中でプレイヤー達がどういう動きをしているかが見えれば、 新生FF14がどんな感じになるかな、ってイメージできるんじゃないか。

そんな感じでお伝えしている番長的ドラクエ10感想。
今まで個別の要素やシステムについて話していたけど、実際にプレイヤーは何をモチベーションに日々プレイしているのか、ということについて考えてみた。

これまでの報告はこちら
その1「基本的なコンセプトとプレイヤー同士のコミュニケーションについて」
その2「戦闘とキャラクター育成について」
その3「生産・職人システムとアストルティア経済」
その4「ハウジングとマッチングによるパーティプレイについて」
その5「生産・職人システムとアストルティア経済その後」
その6「装備の見た目変更システムとキャラのエモート」


■強化と生産と攻略のトライアングル
MMOPRGにおいて、プレイヤーのプレイ目標の多くが 「自キャラ強化」 になるだろう。

レベルアップによる強化はレベルキャップという壁があり、その先は 装備品による差 になる。

強化した先にあるものは、エンドコンテンツと言われるようなボス攻略。
FF14においても、蛮神武器や、レリック武器、ダークライト装備をGetするためにインスタンスレイドに通った人も多いだろう。基本は同じだ。

ただ、FF14とドラクエ10において下記の点が決定的に違う。
FF14では、目標となる装備品はほぼ取引不可のレアドロップ品で、入手はボス攻略の回数とドロップ運に依存する。
ドラクエ10では、プレイヤーの装備はバザーで流通しているプレイヤーの生産品である。


ドラクエ10での装備強化には、職人による生産とバザーによる流通が重要なポジションを占めている。

ドロップの装備品と違って、プレイヤーの生産品は錬金効果によるばらつきがあって、同じ装備でも、素材原価以下で売られている失敗品から、その分を取り戻す利益が乗っかった成功品まで幅広い。

この幅の広さが、プレイヤー同士の差になる。バカ高い1級品と御値ごろな2級品の差は、単体ではそれほど感じないが、全身となるとステータスでも戦闘中のパフォーマンスでもはっきり違いが出てくる。


ではその装備で何をするかというと、エンドコンテンツである 強ボス攻略 だ。
強ボス攻略は、真イフと同じように、ストーリー上のボスの強化版で、繰り返し対戦することが可能。
その攻略報酬で出てくる「オーブ」という素材が現在の最終装備の素材になっている。

取得したオーブは自分で生産に使って強い装備をつくってもいいが、
バザーで売って、ゴールドで強い装備を買ってもいい。

生産職人はバザーでオーブを仕入れて、武器を作り、錬金強化してバザーで売る。
売ったお金でまた材料を仕入れて・・・と言うようなサイクルが回っている。


そして、その強ボス攻略も、オーブが出るまで攻略を繰り返す必要がある。
攻略に時間がかかると、消費MPの回復アイテム代が余分にかかり、トライできる回数も減る。

ということで、特に野良パーティではどうしても効率優先にならざるを得ない。
強ボス攻略のために装備を整える。そのために金策をする。そのために強ボス攻略する。みたいなサイクル。


これが同じところでクルクル回っているかというと、やはり時間と共に変化してくる。

攻略法が広まって安定して倒せる人が増えると、素材供給は増えてバザーの売値は下落する。
高級品を買えるプレイヤー層は限られているので、あるところで売れ行きが鈍り、職人の利幅は減っていく。

最終的に、強ボス行っても大して儲からないし、武器つくっても大して儲からないし、
次のバージョンアップで新コンテンツが来るまで、ほどほどのところで相場も熱も収まっていくような感じ。

番長みたいなプレイヤーが
「レベルも上がったし、装備もそれなりに揃えたし、そろそろ強ボスでもやろうかな」
って考える頃が、そんな感じ。

■凶悪、アクセサリー合成

ドラクエ10で、生産で作られる武器・防具以外にアクセサリーがある。
これは、FF14で言えばEX属性がついていて、バザーで手に入らず、自分で取得するしかない。

効果の高いのは強敵のレアドロップで、それを目当てのアクセサリー狩りパーティもある。
運のいい人は、数十匹でドロップするし、運が悪いと数百匹倒してもドロップしない。

ちなみに、ドラクエではパーティメンバーみんなに同時にドロップする。
FF14のように、ドロップしたものの配分で揉めたり、取得した人が、みんなの分が揃うまで、お付き合いすることも無い。
なのでドラクエ10においては、ドロップ品に関するプレイヤー間のトラブルは聞いたことがない。

一度取得してしまえば、2個目からは店に売るしかないゴミだったアクセサリーが、前回のバージョンアップで
アクセサリー合成というコンテンツが出来て変わった。

同種のアクセサリーを合成することで、○○○+1となり、ランダムで追加効果が+3まで付く。
一つのアクセサリーを+3にするのに、必要な数は合計4つ。

基本的には2個めが出てもゴミになりませんよ、というくらいのものだけど、
この追加効果を、いいモノで固めようとすると話は変わる。

ネットで上がる成功例のスクリーンショットに、いつかは自分も・・・と挑戦する人は多いが現実は非情。
ちから+を目当てに、苦労して取ったアクセサリーを合成してもHP+がついたりと、期待した効果はなかなかつかない。

自キャラ強化をやりつくした後の最終手段なのだが、
あまりにマゾいバランスなので、一部のトッププレイヤー以外は手を出さない。

正直、正気じゃ出来ないね。 続きを読む
プロフィール

旧Lodestoneのアーカイブです。

Final Fantasy X|V 新生エオルゼア
Carbuncleワールドでプレイ中

普段はLodestoneで、たまにブログも書いています。

記事検索
Twitter